同じきものを、同じモデルで 異なるアプローチで「魅せる」 ろっこやのきものを<ろっこや>・<TSUBAKIAN>の2ブランドがスタイリング モデルを務めたのは、TSUBAKIAN モリタマミさん それぞれのスタイリングテーマやポイントを語ります! ろっこやハミルトンヒロコ(以下ろっこ) 伝統とモダンを融合させたデザインが人気のきものブランド〈ろっこや〉代表 前職は美容師として雑誌やショーなどのヘアメイク・着付を手がける 「その人の持つ魅力を引き出す」ことをモットーとしている TSUBAKIANモリタマミ(以下マミ) スタイルアップコンサルタントとして、パーソナルカラー、骨格診断、着付レッスン、ポージングレッスンなど、なりたい自分になるサポートを行う オリジナルブランド〈TSUBAKIAN〉では、【美しい装いを心がける】 をコンセプトに、デイリーに使えるアイテムを取り揃える ろっこ 約1年ぶりのマミさんとのコラボ撮影!お待たせしました♪ 同じきもの、モデル(マミさん)をろっこや・TSUBAKIANがそれぞれスタイリングして、印象の違うルックを表現する、というコンセプトの撮影企画。 今回は、ろっこやの新作きものbrume<ブリューム>2色+dahlia<ダリア>の3ルック♪ (brume新作は本当は3色なのですが、1色は仕立てが間に合わず・・・涙 次回にご期待ください) マミ 久々の撮影、今回も楽しかったね~! 今回もろっこや、TSUBAKIANそれぞれのスタイリングをお楽しみいただければ幸いです♪ ーそれぞれのブランドのスタイリングのテーマや特徴は? ろっこ ろっこやのスタイリングは「妖艶」「モガ」「小悪魔風」と各ルック毎にテーマを変えました。 着付けもそれぞれのテーマに沿って、衿の角度、帯位置など拘っています。 それぞれ印象をガラリと変えて、マミさんのポテンシャルの高さが余すことなく発揮された3ルックになりました♪ マミ TSUBAKIANのスタイリングは、新作のbrume2色は「クラシカルな双子姉妹」dahliaは「都会の夜遊び」をイメージしています。 今回は、「ワンピース感覚で着るきもの」「普段使い」をポイントにしていますので、コーディネートを組む際の参考にしやすいかと♪ ー各スタイリングの詳細をお聞かせください ROCCOYA Style ― brume<ブリューム>佳夕(かせき) ろっこ テーマは<妖艶> キュートなイメージのあるマミさん。 そのマミさんをキュートの対局である妖艶にするのは本当に楽しかった! 深い赤紫〜薄紅藤色の暈しが美しいきものを、しっとり着こなしてもらいました。 煌びやかな兵児帯を2本使いで片流し結びに、後ろには房がピンクの丸ぐけも飾って。 動きに沿ってきらり、ひらりと揺れる様は、流麗な魚の尾ひれのようにも見えます。 帯締めにビビットなピンクをいれることで渋くなりすぎず華やかに。 ゴージャスな刺繍の半衿を3枚重ね・衿合わせはシャープに・衣紋を大きく抜いて「姐さん」風にしつつも、帯位置は高く。 帯幅も大きくとって「粋」になりすぎないよう、マミさんの本来の上品さとのバランスを活かして。 ヘアは、前髪をセンターでわけて大きなシニヨンヘアに。 螺鈿の大きな簪が映える美しいうなじにうっとり・・・。 メイクは、「切れ長アイライン・唇は薄めに口角をあげて・リップは赤」というリクエストをお伝えして、マミさんにお任せ。しっとりオトナなイメージに仕上げてくれました♪ マミ 妖艶で華やかなイメージを出すためにがっつり付けまつ毛をつけました! 人の手を介して完成するルックは、いつもめちゃくちゃ楽しみで、大船に乗った気分で挑んでおります。 スタイリストろっこちゃんの手腕で、センターパートの盛り髪にしてもらったことが新鮮でした♡ 半衿三枚重ねの着付け、カッコよかったなー。 ろっこ 衣紋を大きく抜いたり、「妖艶」のイメージって一歩間違うと「下品」になりがち。そうならないよう、足し算と引き算。全体のバランスをよく見て仕上げました♪ TSUBAKIAN Style ― brume<ブリューム>佳夕(かせき) マミ 古典柄×モダンワンピースコーデ 普段使いに寄せて 沙綾型というとトラディショナルな印象の地紋ですが、鮮やかなグラデーションにすることできっと新鮮なイメージになるだろうな、と。 得意のワンピース感覚(ワンカラーコーデ)のスタイリングで、普段使いのヒントになるようなルックを作ってみました。 シェイドレースシリーズの半衿と帯揚げに、Tsubakianの今期の新作ファンシーツイード兵児帯。 兎毛フェルトのカチューシャを合わせることで、ツイード兵児帯の温かみとリンクさせて、着物の生地感とのバランスを取りました。 甘くなりすぎず、全体的にエレガントな印象になったかと♪ ヘアは、ウエーブのウィッグをクルクルとピンで留めてクラシカルな雰囲気に。 イメージは「ラッキー嬢ちゃん」高野文子先生の漫画に出てくるデパートガールです♪ メイクはくすみピンクのアイメイク、リップはローズ系。テーマの通り、デイリーに愛用しているコスメたちでまとめました。 ろっこ シャープな印象になりがちな素材を、半衿たっぷり、レース・くすみカラーで柔らかく魅せるという、流石マミさん!なスタイリング。 上品から妖艶まで、イメージを変えて楽しめますね♪ スタイリングアイテム ROCCOYA きもの:brume<ブリューム>佳夕(かせき) 半衿:刺繍:フューシャピンク/カリヴ/ゴールド 兵児帯:疋田源氏香 電(ネオン)/青海波 黒金 帯揚げ:金通しふくれ:ブラック 草履:エナメル四段重ね:オニキス その他:スタイリスト私物 TSUBAKIAN きもの:brume<ブリューム>佳夕(かせき) 半衿:TSUBAKIANシェイドレース スモーキーモーブ 帯揚げ:TSUBAKIANシェイドレース スモーキーモーブ 兵児帯:TSUBAKIAN ファンシーツイード ルビーカカオ その他:スタイリスト私物 着付けポイント ろっこ ろっこやスタイリング(右)では、衣紋を大きく抜いている分、色っぽくなりすぎないように、あえてしっかりと補正を入れています。 帯結びは、リボンのようにキュートにならないように、シャープだけどゴージャスな片流しで艶っぽく。 マミ TSUBAKIANスタイリング(左)の着付けはいつもの自分らしいスタイル。 半衿たっぷり・補正なしで柔らかいラインを出しています。 帯揚げはバタフライ結び、帯はボリューム感のあるアバニコ※結びにして華やかに。 エレガントキュートにも、クールにもスタイリング次第で印象が変わりますね♪ ※アバニコ結び・・・雑誌KIMONOanne.(キモノアン )vol.2【レイコの兵児帯レッスン】に掲載されている帯結び ROCCOYA Style ― brume<ブリューム>夢現(ゆめうつつ) ろっこ テーマは<モガ> シャビーシックな墨色〜生成色のきものを、セピア×ブラックの色合わせでモダンなスタイリングに。 「モガ」・・・モダンガールの略。1920年代に流行したヨーロッパやアメリカの洋装分化を取り入れた、当時最先端の女性のことを指す。 フランスの生地で作ったセピア色の艶感がある薔薇の兵児帯を後見結びアレンジですっきりハンサムなイメージに。 柔らかい着姿になるよう、あえて帯板を抜いています。 太い丸ぐけが帯に沿って美しい陰影を生み出して、どこか儚げな印象に。 半衿、帯締め帯揚げ、草履はブラックで統一して色味を抑えることで、きものと帯の美しさをより引き立てて。 ヘアは、黒髪ショートヘアにクロッシェ帽。 足元をレースにすることで、和洋折衷なイメージと透明感をプラス。 マミ メイクは、モガスタイルには「知的で聡明な雰囲気」が合うのではと思い、ヌーディーなオレンジやベージュを基調にすっきりと仕上げました。 セピア調のシックでクラシカルなスタイリングは、自分でも取り入れてみたいスタイル! 撮影中は、「宝塚でこんな役の人おるよね、主役じゃないけど演技派で、お芝居のキーパーソン。ポスターのポーズはこんな感じ。」と俄然ノリノリで演技派女優気取りになったのが楽しかった。(笑) ろっこ マミさん、すっとした立ち姿が指先まで格好良くて。 本当に観劇しているみたいな時間だった!ポテンシャルが半端ない・・・! TSUBAKIAN Style ― brume<ブリューム>夢現(ゆめうつつ) マミ 古典柄×モダンワンピースコーデ...

同じきものを、同じモデルで 異なるアプローチで「魅せる」 ろっこやのきものを ろっこや・TSUBAKIAN2つのブランドがスタイリング モデルを務めたのは、TSUBAKIAN モリタマミさん。それぞれのスタイリングテーマやポイントを語ります! ろっこやハミルトンヒロコ(以下ろっこ) 伝統とモダンを融合させたデザインが人気のきものブランド〈ろっこや〉代表 前職は美容師として雑誌やショーなどのヘアメイク・着付を手がける 「その人の持つ魅力を引き出す」ことをモットーとしている TSUBAKIANモリタマミ(以下マミ) スタイルアップコンサルタントとして、パーソナルカラー、骨格診断、着付レッスン、ポージングレッスンなど、なりたい自分になるサポートを行う オリジナルブランド〈TSUBAKIAN〉では、【美しい装いを心がける】 をコンセプトに、デイリーに使えるアイテムを取り揃える ろっこ マミさんとのコラボ撮影は、今回で4回目! 企画の内容としては、ろっこやのきものをマミさんモデルで着てもらうのですが、 同じきもの、モデルをろっこや、TSUBAKIANがそれぞれスタイリングして、印象の違うルックを表現する、という。 今回は、ろっこやの新作きもの<レオパードレース>3色!+おまけもございます♪ マミ ろっこやさんのきものは、スタイリング次第でガラリと印象が変わるんです。 ろっこちゃんのシュッとしたスタイリングは当然のことながらブランドのイメージに合うんだけれど実はポップやキュートにも寄せられるし、お好み次第。 スタイリングって、合わせるアイテムはもちろん、ヘアメイクや着付けでも印象が変わるし、そういった意味で、それぞれの違いを楽しんでいただければ幸いです。 ーそれぞれのブランドのスタイリングのテーマや特徴は? ろっこ ろっこやのスタイリングイメージは、「1920~1950年代」オマージュ。 第一次世界大戦終結直後の欧米でうまれた「新しい価値観のファッション」。 この時代のルックや強くて美しいイメージがとても好きで・・・。 ”きもの”のスタイリングに欧米ファッションイメージを投影しつつも、今回は洋装ミックスはせず、着方はシンプルにしました。 個人的に好きで集めているヴィンテージハットたちがやっと日の目を見ました笑 マミ TSUBAKIANのスタイリングイメージは、「艶」「知的」「ガーリー」。3ルックとも印象をがらりと変えました! 普段、自分には着こなせない!と思う色も、半衿やヘアメイク、スタイリングでなんとかカタチになったかな?と自負しております♪ ー各スタイリングの詳細をお聞かせください ROCCOYA Style ー レオパードレース レディ・ボルドー ろっこ 1920年代風 <ギャルソンヌ・ルック> 新たな価値観との出会い 女性らしい艶感のあるボルドー×ネイビーのきものをシャープにすっきりと魅せ、同系色のTSUBAKIANの兵児帯でワンピースのようなシルエットに。 <ギャルソンヌ・ルック>とは、ショートヘア・くびれのないローウエスト・ストンとした直線的シルエット、が特徴のボーイッシュなスタイル。 「ギャルソンヌ」はフランス語の「ギャルソン(=少年)」を女性形にした造語です。 第一次大戦後、社会進出を果たしていく女性たちの活動的で自由なイメージをきものでの表現にチャレンジ。 真角芳町のクッション下駄、細蛇の鼻緒・手元のアクセサリーの直線的なライン。 きりりと揃ったモダンなショートヘアには、Christian Diorのヴィンテージターバンフェザーハット。 刺繍半衿の深い碧が、ハットとリンクして統一感を生み出し、マニッシュさの中にミステリアスな気高さを印象付けます。 メイクは全ルック、イメージをお伝えしてマミさんにお任せ♪ 細眉でアイラインは強く、口幅狭目のボルドーリップ。 ボーイッシュなだけではく、艶感もある絶妙なバランスに仕上がったかなと思います! 余談ですが・・・このハット、私やろっこやスタッフが被るとファッションではなくギャグみたいになります。サイズ感の問題でしょうか・・・マミさんに素敵に被ってもらえて良かった(笑) TSUBAKIAN Style ー レオパードレース レディ・ボルドー マミ ボルドーのワンカラーコーデで艶っぽくクールビューティーに わたくし、この「ボルドー×ネイビー」の色味があまり得意ではなく・・・試着した際、「顔色わるっ!!似合わない!」となったんです(泣) 普段のイメージで着ると、なかなか苦労するこの色。どう料理するか悩みましたが、 ボリュームのある半カツラを使用することで何とかクリア出来そう!とスタイリングが閃きました。 「得意ではない色を着る」ためには、いつもとヘアメイクを変えたり、似合うアイテムを合わせたりして、自分に寄せていきます。 半衿、兵児帯。イヤリングや帯留めもきものと同系色の赤みカラーで統一、色味を抑えたオトナスタイルに。 足袋は白にすることできちんと感が♪ 前髪を斜めに流し、ボリューミーでエレガントな半カツラを合わせることでクールビューティな印象に。 半カツラは「兎金」さんのもので、このスタイリングを完成させる要となっています。 メイクもいつもよりクールなイメージで、ボルドー系のアイシャドウにブラックのアイライナーをしっかり入れ、ダークカラーのリップは口角を上げ気味に、輪郭を暈してきつくなり過ぎないように。 スタイリングアイテム ROCCOYA きもの:<レオパードレース> レディ・ボルドー 半衿:刺繍:カリブ 兵児帯:TSUBAKIAN ソワレ・ド・フィーユ ルージュ 下駄台:真角芳町クッション台 ブラック 鼻緒:蛇革 その他:スタイリスト私物 TSUBAKIAN きもの:<レオパードレース> レディ・ボルドー 半衿:ワイヤーブレイド...

「胸まわりの補整」について 「和装ブラ・キャミソールの上から手ぬぐいやタオルで足りない部分を補充」 着付け教室や、本、雑誌に書かれている通りにやってみるけど、なんだかしっくりこない・・・ 和装ブラでかぶれてしまう・・・ 胸をつぶしすぎて気持ち悪くなってしまった・・・ それもそのはず。骨格・バストの大きさやカタチ・肉質は人それぞれ。 「下着」について、あまり語られてこなかった細部について、TSUBAKIANのモリタマミさんとろっこが対談形式で徹底検証! PROFILE ろっこやハミルトンヒロコ(以下ろっこ) 伝統とモダンを融合させたデザインが人気のきものブランド〈ろっこや〉代表 前職は美容師として雑誌やショーなどのヘアメイク・着付を手がける 「その人の持つ魅力を引き出す」ことをモットーとしている TSUBAKIANモリタマミ(以下マミ) スタイルアップコンサルタントとして、パーソナルカラー、骨格診断、着付レッスン、ポージングレッスンなど、なりたい自分になるサポートを行う オリジナルブランド〈TSUBAKIAN〉では、【美しい装いを心がける】 をコンセプトに、デイリーに使えるアイテムを取り揃える ーモリタマミさんのInstagramライブ配信で、2人が語った「補整」について、とても反響があったのだとか マミさんのInstagramより。※ライブは現在ご覧いただけません※インカメラでの撮影のため、左右反転、衿合わせが逆に見えています ろっこ マミさんのインスタライブにゲスト出演したときに、補整、和装ブラについてトークをしました。 ありがたいことに、とても大きな反響をいただきまして! マミ 体型が正反対の2人は、補整の内容も全然違います。この違いが面白いというか、 「バストの話」って聞きにくい部分だからこそ、たくさんの反響をいただいたんでしょうね。 ろっこ 私たち2人に加え、今回は色々なタイプの骨格、バストの方をモニターに迎え、「補整」について、熱く赤裸々に語りたいと思います! マミ 自分がどういう体系なのかを知ると、補正の方向性が見えてきます。まずは、基本となる「骨格」と「バスト」の種類についてみていきましょう 自分の骨格を知る〜骨格診断とは? 持って生まれた身体の質感やラインの特徴から、 大まかに【ストレート/ウェーブ/ナチュラル】3つのタイプに分類します。 骨格によって似合いやすい形や素材などを導き出すことができ、和装の場合は着姿や、補整の参考にもなります♪ 【ストレート】 ・厚みのあるメリハリボディ:身体に厚みがあり、上重心・ハリのある質感 【ウェーブ】 ・華奢なカーヴィーボディ:身体に厚みがなく薄い、下重心・柔らかな質感 【ナチュラル】 ・骨、関節がしっかりしたスタイリッシュボディ:関節や骨格の大きさに特徴が出る・肉感的ではない 参考サイト:骨格診断アナリスト協会<骨格診断とは> 自分のバストのタイプを知る バストの形・肉質によってブラジャーを選ぶように、和装の補整もバストによって変わってきます 参考サイト:ThirdLove Breast Shape Dictionary ろっこ ご自身のタイプは見つかりましたか?では、骨格とバスト型を踏まえて、実際にマミさん、私(ろっこ)の補整方法・着姿をご覧ください! case1:TSUBAKIAN モリタマミ 骨格 バストタイプ トップとアンダーの高低差 肉質 肌質 骨格ウェーブ バスト型サイド型 トップとアンダーの高低差10cm 肉質柔らかい 肌質特に敏感肌ではないがレースで痒くなる はじめは、教科書通り マミ 着物をはじめたころは、着付け教室で習った通りの補整をしていました。 薄手のタオル3枚を胸元・ウエスト・ヒップに巻いて、まっすぐなラインになるように。和装ブラは、「バストの大きい方がつけましょう」と習ったのでつけていません。 ただ、この補整だと、着姿が凄く太って見えて嫌だったんです。 素材・なりたい姿によって足し引きを マミ 当時、ほぼ毎日きものを着ていて、素材はウールや木綿が中心。 ある時から、「厚みがあれば補整なしでイケるやん!」と、補整なしで着るようになりました。 2006年ごろの着姿 2010~11年ごろの着姿 最近は、柔らかい素材のきものを着ることが多いのですが、そうすると、生地に厚みがない分、着姿に体型がダイレクトに響きます。 わたくしは、骨格はウェーブ、バストはサイド型。 和装ブラをして着付けをすると、絶望的に胸が消えうせてしまいました(笑) 上半身がぺたーんとしすぎてしまい、曲線ラインの下半身とのバランスがおかしくなってしまうんです。 なので、普通のブラをしてボリュームを出し、胸の間に三角に折ったハンカチをいれて高低差をなくし、 女性らしいふっくらとしたシルエットになるように補整します。 現在の着姿は、こんな感じです 胸がほんの少しふっくらとすることで、着姿が全体的に柔らかく、丸みのあるラインになりますでしょう? ブラは、ワイヤーなしの脇肉から全てかき集めて真ん中に寄せるタイプのものを使っています。 ※カップの形がしっかりしているものや、パッドが入っているものは、アンダーとトップに差が出来過ぎるのでおすすめしません ちなみにわたくしが愛用しているのはコチラ タオルなどの補整を行わないのは、ワンピース式肌襦袢・裾除け・半襦袢と、重ね着することで、ミルフィーユのように薄皮を増やしているので。 バストウエストの差が少ない体型には有効です! ろっこ 一般的な和装ブラでも綺麗には着られるけれど、マミさんの求めるより女性らしいラインを出すために逆にボリュームを「足す」! マミさんの着姿への探求心の賜物ですね・・・。骨格って面白い! マミ 私と同じような体系でも、マニッシュにカッコよく着るのが好き、という方は普通に和装ブラをなさって、すっきりとさせてもGOODです。骨格のバランスと、「理想の着姿」をイメージしてチョイスしましょう! case2:ろっこや ハミルトンヒロコ 骨格 バストタイプ トップとアンダーの高低差 肉質 肌質 骨格ストレート バスト型ラウンド型 トップとアンダーの高低差20cm 肉質張りがある 肌質敏感肌・かぶれやすい ろっこ 私は、骨格はストレート、バストはラウンド型。 バストの自立心が強すぎて、優しくおさめる系の和装ブラはまるっきり意味がありません。 ここで、私の長かった自分(にあった補整)探しの経緯を、検証写真もまじえてご紹介いたします 和装ブラ試行錯誤時代 ろっこ まず、おそらく誰もが一度は買ったであろう「一般的な前チャックの和装ブラ」は、パワーが足りず、丸く大きく膨らんでしまいました。 例えていうと「バストの上に布一枚かぶせただけ」、みたいな。 ほんのり柔らかくラインが出るのは自然で美しいと思うのですが、私の場合はバストの主張が激しすぎるというか・・・ 何よりも、バストのサイドラインが着物越しにわかるのでイヤらしく見える。 帯揚げが沈み込み、ホールドできていないバストの動きに合わせて衿が縦に開いてきます。 「着付けはじめは綺麗だったけれど、時間が経つと衿が開いてきた・・・」という経験がある方も多いかと思います。 「肉の動き」にそって布がひっぱられて動くのは自然なこと。 原因のひとつとして、「そもそも補整があっていない」可能性もあります。 次に試したのが、<つぶす系和装ブラ> パワーはあるけど、私の場合肉質が硬いので、つぶすと肉が脇に逃げて、これまた太って見える。真正面から胸を押しつぶされた結果、逃げ場のなくなった胸が横に逃げるんです。 さきほどよりは綺麗になりましたが、横がワイド。 この辺で、「つぶすんじゃなくて寄せるのでは・・・?」と気付きました。 そして、寄せてあげるタイプの、見た目も美しい「高級レースの和装ブラ」。 ホールド力抜群でサイドも綺麗に寄せられるけれど、上げる力が絶大なため、アンダーとの高低差が激しく出ます。 ブラをつけたあと、畳んだ手拭い四枚を伊達締めで抑えて高低差をなくしていました。(たまに手拭いがズレて大惨事) そして、肌が弱いので、レースにかぶれて湿疹に苦しむことに・・・ なおかつ、ホールド力抜群な分、肩にかかる負担で激しい肩コリにも悩まされました。 この時点では、外からの見た目は満足いく仕上がりに。 ただ、肌と肩がつらいという・・・(泣) マミ レースの和装ブラは、肉質が普通で、高低差も10cm前後だと、ばっちりなんですよね。見た目も美しいし、合うかたにはよいアイテム。 ろっこ 本当にそう、、あくまでも「私にはあわなかった」んです。 天然繊維ならかぶれない?原点に返って考える ろっこ 化繊がダメ、ということは、天然繊維?と思い。 原点に返り、昔から使われてきた「さらし」を使ってみました。 綿なので自然なゆるみができて苦しくないし、巾の広い「面」でおさえるので、バストが逃げずきれいに収まる。肩に負担がない。カタチも美しく仕上がって、「これだ!!!」と感動しました。 が・・・! 巻くのが面倒・・・! そして、力加減を間違えると、着たときは綺麗でも、だんだんとずれ落ちてきて胸が飛び出てしまったことが(笑) マミ 逆に胸を強調してしまっとるやん(笑) ろっこ いやもう、なんか胸がふかふかするな~と思っていたらバーン!みたいな(笑) これは慣れれば解消することだと思うんですが、特訓する前にさらしを進化させた便利な和装ブラに出会いまして。 それが、「補整キャミソール」 ベスト状になったさらしを肩からかけて、マジックテープで止めるだけ。 補整を足したい場合は、てぬぐいやタオル、パッドもいれられます。 補整キャミソールを着用して、完成した着姿がこちらです マミ 全然違う! ろっこ 並べてみると一目瞭然ですね!表情までもが晴れやかに(笑) 私の場合は、現在この補整アイテムがベスト。 ふっくらしすぎず、ぺたんこすぎない、ほどよい曲線の着姿になります。 +てぬぐい3枚を平らにして、前のポケットにいれて高低差をなくしています。 手拭いのサイズも重要!高低差をなくすためにコンパクトにして入れています。バストの形や肉質によっても変わりますので、色々試してみましょう♪ マミ インスタライブでこのアイテム紹介したら、問合せすごかったんよな(笑) ろっこ そうなの(笑)これ、ろっこやでは扱っていません。 インスタライブのあと売り切れになっていたようで、ろっこやに「再入荷はいつですか?」とお問合せを沢山いただきました。 ごめんなさい、うちで売っていないのでわかりません・・・(笑) 「補整キャミソール 和装ブラ」などのワードで検索すれば、アイテムが見つかるかと思いますので、気になる方は是非探してみてください♪価格は4000円前後でした。 ただ、天然繊維の木綿でも、肌の弱さはどうにもならず・・・。化繊よりは良いけど、多少かぶれてしまいます。 シルクのキャミソールを着た上から装着してみたら良いかな?と、試行錯誤中。 なにかさらにいい方法やアイテムを発見したらご報告いたしますね♪ ー好対照なお2人の補整、本当に全く違います・・・ 他にも色々な骨格・バストの方がいらっしゃいますが、その補整についても知りたいです! ろっこ そう思って、マミさん、私ともまたタイプの違う方々にご協力いただき、実験・検証してみました! マミ 骨格・バスト型によってあわせやすい補整は変わります。 それぞれのお悩みや別、おすすめの補正を検証しました。 是非ご参考になさってください♪ case3:Aさん 骨格 バストタイプ トップとアンダーの高低差 肉質 肌質 骨格ナチュラル バスト型スレンダー型 トップとアンダーの高低差7cm 肉質柔らかい 肌質普通 ろっこ この方は、骨格はナチュラル、バストはスレンダー型。 マミさんと同じような補整があうかな?と思うと、そうではなく。 マミさんと同じくブラジャー&ハンカチ補正をした着姿 バストをふっくらとさせる補整をすると、太って見えてしまいますね マミ この方は骨格が「ナチュラル」なので、肩のカタチとのバランスをとり、すっきりとした胸元がよく似合います。 ですので、一般的な和装ブラでの補正のほうがよろしいかと。 高低差が大きくなければずれ落ちることもあまりないので、さらしも向いています♪ さらしをつかった着姿はこちら ろっこ さらしですっきりして綺麗な着姿になりましたね♪ ちなみにこの方、さらしが長くて洗濯が面倒、ということで補整キャミソールを買ってみたそうですが、バストが小さめなので、マジックテープが脇まできてしまって「ちょっと長い」と感じたそうです。 マミ 体型によって調整、という点では「さらし」はパーフェクトですね。 お値段もリーズナブルだし、コツさえつかめればどなたにでもフィットする、やはり昔から使用されてきたものには意味がありますね! case4:Bさん 骨格 バストタイプ トップとアンダーの高低差 肉質 肌質 骨格ウェーブ バスト型ベル型 トップとアンダーの高低差13cm 肉質柔らかい 肌質普通 ろっこ この方は、骨格はウェーブ、バストはベル型。 肉質が柔らかいので、ホールド力がありすぎる和装ブラをすると、バストがあがりすぎて、トップがはみ出してしまうんだとか。 こちらは補正ゼロの着姿。 着用しているきものが正絹単衣なので、胸元はややワイドに響いていますが、ウールや木綿など硬い素材のきものや、カジュアルなお出かけの時は補正なしでも自然で素敵に着こなせるタイプの方♪ マミ この「はみ出してしまう」ってお話、たまに伺います。 バストが柔らかい方は、しっかり全体をつつみこんでくれるタイプの和装ブラがよろしいかと。 この方も骨格がウェーブなので、ほんのり丸みのあるやわらかいラインがおすすめ。 しっかり大きめの和装ブラを装着された着姿がこちら ろっこ さらしなど、面をつかって平らにするより、ほどよいホールド力の和装ブラでふんわりにしたほうが体型、骨格にあっていますね♪ バストが柔らかい肉質の人は、きれいに和装ブラにおさまる、ということがわかりました! case5:Cさん 骨格 バストタイプ トップとアンダーの高低差 肉質 肌質 骨格ウェーブ バスト型ティアドロップ型 トップとアンダーの高低差13cm 肉質普通 肌質敏感肌・かぶれやすい ろっこ この方は、骨格はウェーブ、バストはティアドロップ型。 カタチや肉質的に、ホールド力のある和装ブラでも良さそうですが、 以前つかっていた男装用のブラで苦しくなってしまい、なおかつ肌がかぶれてしまったとのこと。 私も男装用ブラ使ったことあるけど、本当に苦しいの! 全部つぶして真っ平に近いくらいになるんだけど、それだけ押しつぶされると苦しくて当然よね。 こちらは補正ゼロの着姿。 マミ この方、ウェーブなんだけど、肩回りが比較的しっかりされています。 ウェーブ寄りのふんわりとした補整をすると、太って見えてしまいます。 「洋服は肩で着る」と言われているのと同じで、きものでも、この方にはナチュラル寄りの補整や着姿がお似合いやと思います。 肌も弱いとのことですし、ろっこちゃんと同じ「補整キャミソール」を装着してみましょう! ろっこ 綺麗な着姿になりましたね! 実は、この撮影の際、まずはご自身で補整キャミソールを巻いてもらったのですが、 仕上がりがふわっとして胸の丸みが出てしまったんです。 巻き方をみていると、マジックベルトのつけかたがゆるかった。 綿は勝手にゆるんでくれるので、最初は少しきついくらいに巻いて、さらに胸をよせてあげて一か所に集めると、綺麗な着姿になります! 補正キャミソールは、さらしよりはカンタンですが、ゆるすぎるとふんわりしてしまうので、巻くときにご注意を! マミ 力の入れ具合は着付けと同じで多少コツがありますね。ご自身の苦しくない、ほどよい具合を見つけましょう♪ さて、わたくしとろっこちゃん、モニターさん、計5名のタイプ別補整を見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。ご自身のタイプに近い人がいたかな? 和装ブラにせよ、さらしにせよ、使用方法をよ~く見て理解して、ご自身の骨格や肉質、バストサイズにベストな補整はなにか?が見つかる手助けになれば、幸いでございます。 ろっこ きものだとあまり体型がでない、と思っている方多いかと思います。 ところがどっこい。如実に反映されます。 骨格や体型、またはお好みによってその方のベストは違います。 「これがダメ!」ということではなく、「このパターンだとこの選択肢はどう?」という提案として見ていただければ♪ マミ 日本人の体形、および着姿のスタンダードは時代によってかわるものですしね。 大きいバストにメリハリボディ、その体型を活かした着付けがスタンダードになる日もくるかもしれません。 現に、コミックスやアニメの世界ではそのような描かれ方もされています。 近い将来、この着方が可愛い、という美意識がスタンダードになるかもしれないですね。 ろっこ 胸の補整は千差万別。自分にとって心地よき調整と選択を。 赤裸々なバスト、骨のお話。少しでも参考になったら幸いです! マミ 骨格、体型、襦袢・きもの・帯の厚み、どんなシーンに着ていくのかで補整の分量や必要性も変わってくると思います。 自分の骨格、どんなイメージで着たいのかを知ることによって、理想の着姿を追求していけるはず! ろっこ 着付けによる着姿の印象の違いは、過去のスタイリングコラムをみていただければと♪ マミ 「着付け」についても、また別の機会にもっと掘り下げて語りたいね。 ろっこ 着付けも奥深い世界・・・語りつくせぬ深淵・・・ マミさん、ぜひまたよろしくお願いします♪今回もありがとうございました! マミ ありがとうございました!次回もよろしくお願いします♪ ー今回もありがとうございました!次回のコラムも是非お楽しみに♪ Official HP / Webshop / instagram / twitter / YouTube / facebook Webshop / instagram / twitter / facebook ...

<ろっこや×TSUBAKIAN>コラボ 2020年春夏コレクション! ろっこやオリジナルデザインのきものを ろっこや・TSUBAKIAN2つのブランドがスタイリング 同じきものを、同じモデルで 異なるアプローチで「魅せる」 モデルを務めたのは、TSUBAKIAN モリタマミさん それぞれのテーマやポイントをインタビュー! ろっこやハミルトンヒロコ(以下ろっこ) 伝統とモダンを融合させたデザインが人気のきものブランド〈ろっこや〉代表 前職は美容師として雑誌やショーなどのヘアメイク・着付を手がける 「その人の持つ魅力を引き出す」ことをモットーとしている TSUBAKIANモリタマミ(以下マミ) スタイルアップコンサルタントとして、パーソナルカラー、骨格診断、着付レッスン、ポージングレッスンなど、なりたい自分になるサポートを行う オリジナルブランド〈TSUBAKIAN〉では、美しい装いを心がける をコンセプトに、デイリーに使えるアイテムを取り揃える ー今回のそれぞれのブランドのスタイリング、コンセプトは? ろっこ ろっこやのコンセプトは<モダンスタイル>色味を抑えて艶を引き出す 新作レースきものに、注染ゆかた。今回はすべてスモーキーカラーを使用しています クラシカル、エレガント、クール。それぞれにテーマがありますが、共通項は色味を抑えた<オトナモダン> パーティルックからシンプルな夏のお出かけスタイルまで、都会的で洗練さたスタイルを提案いたします♪ マミ TSUBAKIANのコンセプトは<オトナの夏>プラスの質感で遊ぶ 絶妙なバランスで「可愛すぎない大人ライン」に仕上げられたレースきものや、ニュアンスカラーのゆかた TSUBAKIANの半衿や帯、ショール、ヴィンテージハットなどをあわせて、質感にアクセントをつけています 今回もルックごとにヘアメイクをかえ、様々なテーマに挑戦しました ー2ブランド計6パターン・各スタイリングの詳細をお聞かせください ROCCOYA Style ー Mature Pastels ろっこ クラシカルなアイテムをあわせて上品な”オトナパステル” 爽やかな春夏の、少し霞がかったようなパステルカラーのレースきもの 何度も何度も試染を重ね、生地を厳選してやっとできた新作です。 あわせる小物をアンティークベージュで統一して、クラシカルモダンなドレス仕様に インナーにはレースシャツをあわせて。レースの襟がちゃんと右前になっているんです♪ 帯は、大海をゆらりと泳ぐウミガメの正絹名古屋帯 ろっこやオリジナル帯結び<フロッセ結び>(バッファロ結びアレンジ)で、ひだをたっぷりと 帯締め帯揚げは、きものの存在感を引き立てるよう、同系色の柔らかいカラーで統一 繊細な細工の髪留めをレースのリボンとあわせてチョーカーに。トークハットとの組み合わせで華やかなパーティにも◎ ヘアは、モダンガールなボブ。私、マミさんにこのウィッグをあわせるのが好きみたい(笑)過去の撮影でも必ず使っています。首やあごのラインがきれいに見えて、凛としていて大好きなんです!メイクは、きりりと目元を切れ長に、シャドウもリップも深みのあるボルドー系 マミさんとの撮影では、ついつい乙女心が爆発して、レースをよく使います。ただし、キュートになりすぎないように、足し引きのバランスはしっかりと!艶とコントラストをつけて、バランスをとっています きもの:Mosaic Lace<モザイクレース> 名古屋帯:モアナ カメ その他小物:スタイリスト私物 TSUBAKIAN Style ー POP&Girlish マミ ポップ&ガーリッシュスタイルで可愛らしく このきものを見たとき、「絶対わたし似合うやん!」と確信(笑)ベースの色味は爽やかで優しくて、モザイク模様にはくすみウォームカラーも入っているから、きりっとシンプルにも、思いっきり可愛くも寄せられる、振り幅の広いきもの。 今回は、思いっきりポップ&ガーリッシュに。あわせるアイテムをスモーキーなピンク×黒の甘辛ミックス配色でまとめて統一感を ピンクのプリーツ裾よけと、TSUBAKIANの兵児帯を#帯結ばない帯結び※ アレンジのコルセット風結び・ダブルペプラムで動きを出して。ペプラム(peplum)とは、きゅっと絞ったウエストから裾部分がフリルなどで広がったデザイン。1940~50年代に流行したドレッシーな洋装スタイルを和装で表現♪ 女性らしいカーヴィなシルエットにするために、あえて補正・帯板を抜いています。こうすることで、子供っぽくならない「オトナガーリー」な仕上がりに #帯結ばない帯結び※ ・・・ 大阪で着付け教室を主宰するayaayasさん考案の帯結び TSUBAKIANの新作半衿・フォークロアボーダーできものとトーンを揃えて、写真では見えにくいのですが、タツノオトシゴとサンゴのイヤリングをあわせて(ろっこちゃんの私物( アクセサリー作家 Conoco さん )をお借りしたもの。モザイクレースのろっこやスタイリングで使うつもりだったそうだけれど、あわせてみたらTSUBAKIANスタイリングのほうがしっくりくるね、となり急遽変更(笑)) ヘアメイクや半衿の色味にもマッチして、よりマリンな感じになりました♪ メイクはスモーキーピンクを基調に。リップの色の名前が「ビンテージオーシャン」と、これまた今回のスタイリングにぴったりすぎるという、偶然の奇跡! ヘアスタイルは、アッシュピンクのふわふわウェーブにスモーキーブラックがシックなベレー帽でコントラストをつけて きもの:Mosaic Lace<モザイクレース> 半衿:フォークロアボーダー 兵児帯:mizutama ピンク その他:スタイリスト私物 ROCCOYA Style ー Elegant ろっこ アイテムは少なめに・涼やかで上品に 都会的なペールトーンの注染ゆかた この色味は、クール系の方にも、キュート系の方にも、男性にも着こなしていただけるような絶妙なペールグリーン。コーディネート次第で様々な変化を楽しむことができます。 今回のスタイリングでは、すっきりと上品に。 可愛らしいサマーハットや厳選したアイテムでドレスアップ ハットの飾りには帯留を、帯飾りにはショールクリップを使っていますどちらもクレイアート和装小物のhanamameアイテム。もちろん本来の用途でもGoodです♪ 帯結びは、<後見結び(こうけんむすび)>アレンジ ふっくらとした織りと艶感が美しいエレガントな兵児帯を、キリっと格好よいカタチに ヘアスタイルは、イタリア製の涼やかで可愛らしいサマーハットを主役に、控えめのシニヨン。 深めに帽子をかぶり、目元を隠すことでミステリアスな魅力がうまれ、ベージュボルドーのリップがより印象的に映えます 注染ゆかた:Celtic<ケルティック>ペールグリーン 兵児帯:グラース ベージュ その他:スタイリスト私物 TSUBAKIAN Style...

2つのブランド代表が考える「きもの」「スタイリング」への思い ヘアメイク、着付け、カラーバランスで「なりたい自分」に ろっこやのオリジナルデザインきものを、ろっこや・TSUBAKIAN2つのブランドがスタイリング それぞれの代表が捉える「きもの」「スタイリング」への思いをインタビュー! ろっこやハミルトンヒロコ(以下ろっこ) 伝統とモダンを融合させたデザインが人気のきものブランド〈ろっこや〉代表 前職は美容師として雑誌やショーなどのヘアメイク・着付を手がける 「その人の持つ魅力を引き出す」ことをモットーとしている TSUBAKIANモリタマミ(以下マミ) スタイルアップコンサルタントとして、パーソナルカラー、骨格診断、着付レッスン、ポージングレッスンなど、なりたい自分になるサポートを行う オリジナルブランド〈TSUBAKIAN〉では、美しい装いを心がける をコンセプトに、デイリーに使えるアイテムを取り揃える ー<ろっこや×TSUBAKIAN>対談 前篇では、コラボ撮影スタイリングのポイントやテーマについてお伺いしました。 ー対談 後篇では、着付け・メイク・パーソナルカラーなどについてお伺いしたいと思います! ーまずは、「着付け」について。衣紋(えもん)の抜き具合や、衿あわせ、帯位置などで印象が随分と変わりますが、それぞれの拘りは? きもの:Ascension<アセンション>night/兵児帯(左:ろっこや):ヴォリュート ブラック/兵児帯(右:TSUBAKIAN):ゴシックレース スカラップ有り ろっこ 一般的には、「こぶし約一個分抜く」と言われる 衣紋(えもん) ろっこやスタイリング(左)では巨人のこぶしレベルで(笑)がっつり抜きました! きらきらと輝くラインストーンのY字チョーカーをあわせることで、妖艶だけれど下品にはならない、よいバランスになったのではないかと♪ マミ ほんと、ぜんぜん違う!(笑) 普段ここまで衣紋を抜くことがないので、最初は絶対ムリ!似合わんやろ~と思っていたんですが、 仕上がってみると、「ええやん!」となりました(笑) TSUBAKIANスタイリング(右)は、すっきりと上品、スタンダードな着付けを。帯位置と、帯結びの大きさのバランスも重要ですね 帯締め(左:ろっこや):銀糸織り込み:黒/半衿(右:TSUBAKIAN)チュールペイズリー 黒×オフ/帯揚げ(右:TSUBAKIAN):ボーダーレース カシス ろっこ ろっこやスタイリング(左)では、衿あわせはクールな縦長ラインにしつつも、「姐さん感」が出すぎないように帯を胸高に締めて、 首まわりの肌を多めに見せる分、手元はエレガントなグローブで肌色面積を減らしてバランスをとっています マミ TSUBAKIANスタイリング(右)では、半衿をたっぷり見せたいので、衿幅を広くゆったりと、喉のくぼみにあわせて、きちんと感を出しました レースの帯揚げは端がスカラップになっているので、あえて見せる結び方で、蝶々のようにひらりとエレガントに♪ ー可愛らしく見せたい時は逆に衣紋を控えめに抜けばいいんですね きもの:Deep Bliss<ディープブリス>Desert/兵児帯(左:ろっこや)Dia<ダイア>ベージュ/兵児帯(右:TSUBAKIAN)フォギーローズ レッド ろっこ カジュアルで瑞々しいイメージにしたい時は衣紋を控えると可愛らしく♪ もともと「首に施した化粧がつかないように」衣紋を抜いた、という説があるので、 控えめにすると「化粧をしない少女」のようにガーリーな印象になります マミ そうね、卒業式など、お嬢さんの袴の着付け依頼の時は、衣紋を控えることが多いです 年代や、好み、体系によってもかわりますし、「こぶし約一個分」という現代のスタンダードを抑えつつ、足し算と引き算のバランスが大事ですね! ーヘアメイクについて。色や質感のもつ印象の違いを、どのように表現したのでしょうか きもの:Ascension<アセンション> bright//兵児帯(左:ろっこや):ラメドット アイボリー/ファーショール(右:TSUBAKIAN):エクリュ ろっこ たとえば、きもの:Ascension<アセンション> brightのヘアメイク ろっこやスタイリング(左)のキーワードは「黒髪」「ボルドー」「マット」 黒髪にフィンガーウェイブ メイクはラインをはっきりと、シャドウもリップもボルドー系・質感はマットにして、 知的でミステリアスな印象をイメージしています メイクは、全てマミさんご本人にお任せ。 イメージだけ先にお伝えしたのですが、こちらの意図を汲み取ってパーフェクトに再現してくださいました! マミ TSUBAKIANスタイリング(右)のキーワードは「茶髪」「ゴールド」「艶」 茶髪のぱっつん前髪、メイクはゴールドを基調として、チーク、リップは艶のあるローズピンク 柔らかさと華やかさのあるイメージで。ヘーゼルのカラーコンタクトも入れています 「なりたいイメージ」を髪の色、目の色、メイクの色・質感(マットorシャイニー)で、自分にどうあわせていくか、という過程はとても大切です ー「なりたいイメージ」について、 最近、「パーソナルカラー診断※」がメイクや洋服などの広告でも多く見られます ーモリタマミさんは7年以上前からパーソナルカラー診断、骨格診断などのコンサルタントとしてご活躍ですが 似合う色と、似合いにくい色との「バランス」はどのようとったらよいでしょう? ※パーソナルカラー・・・その人の持つ肌や瞳、髪の色などにマッチした色味のこと マミ 色のトーンを「春・夏・秋・冬」の4パターンにわけ、 さまざまな色の布地を肌にあてて、肌や瞳、髪の色などから自分の得意な「パーソナルカラー」を発見します 時々誤解されることがあるのですが、「得意な色を発見する」=「それ以外は似合わない」ということでは決してありません 大切なことは、自分の色をどう料理していくか カラーだけではなく骨格(ライン)からの検証も取り入れることで、得意な素材感・柄デザインなどもわかり、 たとえば、挑戦したい色のきものに、得意な色の半衿をもってくるとか、工夫次第で自分に寄せる事ができます ろっこ ご自身の得意な色や柄を見つけた上で、挑戦も含めて色々な可能性を楽しんでいけたら最高ですね 今回の撮影では、モリタマミさんを通じて、「自分もこんな感じになりたい・自分にはこういう感じが似合うかも」と、 少しでも参考になれば幸いです ーご自身がコーディネートを組む時・ヘアメイクや着付けを考えるときに大切にしていることは? ろっこ 自分のきものコーディネートの時は「色」の取り合わせが過度にならないように、 メイクもやりすぎると怖くなるので(笑)最近は控えめにしています 撮影の際は 、夢や妄想をぶつけます!自分では表現できないような甘い世界も含めて、楽しませてもらっています きもの:Deep Bliss<ディープブリス>Desert/兵児帯:Dia<ダイア>ベージュ ろっこ ヴェールをふわっとさせるのもとっても楽しかった!私の中の乙女大爆発です(笑) マミ 自分でコーデを決めるときは「今日はこんな感じで!」とテーマを決めてから着物や帯、小物を選びます あとは撮影のテーマ、ポイントとほぼ同じで、ヘアメイクからしっかりバランスを考えます ろっこ 洋服と一緒で、「好きなもの」「似合うもの」「挑戦したいもの」「TPOにあわせること」 このバランスをうまく組み合わせて、きものをもっともっと楽しんでいこう!という提案はこれからもしていきたいと思います その時はまたマミさん、モデルお願いしま~す! マミ ろっこやさんとの撮影では、自分では普段考え付かないようなスタイリング提案や発見があって、燃えます(笑) クールからキュートまで、「なりたい自分」への挑戦と、発見。 次回はどんな撮影になるかな~!?どうぞお楽しみに♪ ーありがとうございました。最後に、<ろっこや><TSUBAKIAN>について、お互いにご紹介をお願いいたします ろっこ アイテム一つで着姿がブラッシュアップするTSUBAKIAN カラーコンサルタントでもあるモリタマミさんならではの色展開で、どんな人でも必ず似合うアイテムが見つかる、というところが魅力だと思います ブランドの印象は全く違うように見えるかもしれませんが、 ろっこやのアイテムにTSUBAKIANの半衿や帯揚げ・ショールは相性抜群! さらに「キュート」「ガーリー」「ポップ」など、可愛らしいアイテムも沢山あるので、お客さまへのコーディネート提案の幅がとても広がります TSUBAKIAN Webshop / instagram / twitter / facebook マミ 上品さと格好良さのバランスが絶妙! オンとオフ、どちらも品揃えが万全で、大人の女性の「お洒落に着物を着たい」という願いを叶えてくれるブランド 上品さと格好良さのバランスが絶妙! 色に敏感なイメージ。 色に対する考え方が繊細で大好きです! 店主のろっこさんが仕立ての知識を十分持っておられるので、安心してお仕立てをお願い出来るのが嬉しい ろっこや Official HP / Webshop / instagram(公式) /instagram(スタッフ日常) / twitter / facebook 撮影したきものや帯などの特集ページはこちらから♪ ...

2つのブランド代表が考える「きもの」「スタイリング」への思い 同じきものを、同じモデルで 異なるアプローチで「魅せる」 ろっこやのオリジナルデザインきものを、ろっこや・TSUBAKIAN2つのブランドがスタイリング それぞれの代表が捉える「きもの」「スタイリング」への思いをインタビュー! ろっこやハミルトンヒロコ(以下ろっこ) 伝統とモダンを融合させたデザインが人気のきものブランド〈ろっこや〉代表 前職は美容師として雑誌やショーなどのヘアメイク・着付を手がける 「その人の持つ魅力を引き出す」ことをモットーとしている TSUBAKIANモリタマミ(以下マミ) スタイルアップコンサルタントとして、パーソナルカラー、骨格診断、着付レッスン、ポージングレッスンなど、なりたい自分になるサポートを行う オリジナルブランド〈TSUBAKIAN〉では、美しい装いを心がける をコンセプトに、デイリーに使えるアイテムを取り揃える ー今回のそれぞれのブランドのスタイリング、コンセプトは? ろっこ ろっこやのスタイリングコンセプトは<フラッパースタイル> <フラッパー>とは、1920年代に欧米で流行したファッションスタイル 「新しい女性」という意味の造語です 戦後の混乱した時代に、「女性とはこうあるべき」という抑圧から解放された 「ファッションは自分のためのもの」という女性たちのムーブメント その革命的な強さと美しさを、きもので表現できないかな、と 潔いショートヘアにヴィンテージのヘッドドレスやヴェール・モダンなクロッシェやビーズ まるでドレスのような印象のラインを描いてスタイリングを完成させました マミ TSUBAKIANスタイリングは、コンセプトは特に決めず。きものを軸にイメージを膨らませて 今回の撮影で使用するきものは、シックでニュアンスのあるカラー そこから「エレガント」や「女性らしさ」のイメージを膨らませて、 TSUBAKIANの半衿や帯、ショール、お気に入りのヘッドドレスやヴィンテージハット・ビーズバックなどをあわせてコーディネート キュートなイメージからオトナのパーティコーデまでが出来上がりました ー2ブランド計6パターン・各スタイリングの詳細をお聞かせください ROCCOYA Style ー Gorgeous ろっこ ドレスのようなゴージャスさ・煌びやかなシルエット フラッパードレスのマテリアルとして特徴的な<ビーズ装飾>を、裾飾りとして使用 きものを短めに着付けて、ドレスを重ね着しているかのようなゴージャスで美しいシルエットを描いて 帯結びは、兵児帯としごき兵児帯を2本使い ドレープをふんだんに、ドレスのバックスタイルのように しごき兵児帯は垂らしてお引きずりスタイルでも素敵ですが、 現実的には移動ができないので(笑)、リボンにして床すれすれの長さに調節すればパーティにも◎ メイクは、目元を切れ長に、シャドウもリップもボルドー系にして、知的でミステリアスな印象に ヘアは、フィンガーウェイブに羽根をあしらったクロッシェで1920年代のモダンスタイルを踏襲 クロッシェは、なかなか理想のものが見つからなかったので、ゴールドやブラックの羽根を買ってきて、私が夜なべして縫い付けました(笑) きもの:Ascension<アセンション> bright 兵児帯:ラメドット アイボリー 半衿:ギャラクシー 草履:エナメル四段重ね:オニキス しごき兵児帯:マッド(※過去完売) その他小物:スタイリスト私物 TSUBAKIAN Style ー Ecru マミ 冬の華やかな装いをエクリュカラーで ろっこやのきもの Ascension<アセンション> brightは、ニュアンスのある上品なカラー フォーマル感もある一方付け下げになっているので、 同系色で上品にまとめつつ、ファーショール、ハイヒール草履、革手袋、ビーズバックをあわせて 華やかな<冬のパーティスタイル>に仕上げました TSUBAKIANのアラベスク半衿・グリーンで顔周りに透明感を出しつつ、 イヤリングのマットな質感でクラシカルに アイメイクはゴールドを基調として、チーク、リップはローズピンク ヘアスタイルは、ぱっつんの前髪に、ろっこちゃんのスタイリングテーマ<フラッパー>ともリンクする 1920年代のヴィンテージハットがポイント きもの:Ascension<アセンション> bright 半衿:チュールアラベスク半衿 グリーン ファーショール:エクリュ その他:スタイリスト私物 ROCCOYA Style ー Cool ろっこ 闇夜に輝くミステリアスな魅力 きものや帯のスタイリングはシンプルに 色味を抑えてクールに 帯結びは、ろっこやオリジナルの<バッファロ結び>(角だし風アレンジ) シルバーに輝く華やかな兵児帯なので、質感をみせるためシンプルな帯結びとして、 着付けとアクセサリーで豪華さをプラスしました 普段のマミさんの着付けとは全く違う、大胆に抜いた衣紋と衿あわせ マミさんは最初「こんなに抜くのん!?絶対似合わない!」と難色を示していましたが、(笑) Y字に流れるラインストーンのチョーカーの絶妙なバランスが美しいラインを描いて、とってもドレッシーな後ろ姿に! メイクは、Ascension<アセンション>brightの時と同じく目元を切れ長に、 シャドウもリップもボルドー系にして、知的でミステリアスな印象に ヘアは、フィンガーウェイブにシルバーの華奢なヘッドドレスを飾って、黒髪の艶感がよりひきたつように きもの:Ascension<アセンション>night 兵児帯:ヴォリュート ブラック 帯締め:銀糸織り込み:黒 草履:イタリアンレザー型押し:モスアゲート その他:スタイリスト私物 TSUBAKIAN Style ー Elegance マミ ベリーショートに大振りのヘッドドレスをオンして艶っぽく ろっこやのきものAscension<アセンション>night こちらはこっくりとした闇夜をイメージしたカラーなので、格好良いコーディネートはもちろんあうけれど、 ポイントで入っているマゼンタの花の色には女性らしい艶っぽさがあります TSUBAKIANスタイリングでは、そこにレースの兵児帯、半衿、帯揚げやイヤリングをあわせて、<エレガンス>を表現しました メイクは、コーディネートのカラーにあわせて<ボルドー>を基調に ヘアは、マニッシュになりがちなベリーショートに、あえて大きな花のヘッドドレスをあわせて艶感を きもの:Ascension<アセンション>night 兵児帯:ゴシックレース スカラップ有り 半衿:チュールペイズリー 黒×オフ 帯揚げ:ボーダーレース...